地上テレビジョン放送のデジタル化へ向けての基盤整備や、110度CSデジタル放送の開始など、放送のデジタル化は着々とその歩みを進めている。
こうした中で、当協会は地上デジタル音声放送によるマルチメディアサービスの実現に向けて事業運営を着実に推し進めていく。
第1には、平成15年に予定している地上デジタル音声放送の実用化試験放送開始に向けた準備を段階的に進めていく。設備維持会費は平成15年度からになるが、アンテナ、送出・送信などの放送設備の建設・整備、テストセンターも視野に入れた、受信機開発のための試験電波の発射、送出・送信業務の委託に向けての訓練の開始などの事業を行う。
第2には、地上デジタル音声放送の魅力あるコンテンツの開発のための事業を進める。「編成委員会」や「著作権委員会」などの開催・運営によって、編成方針や放送時間を調整、確定するとともに、「番組審議委員会」等の意見を聞きながら、新しい放送サービスの研究・開発を通して聴取者にとって最も魅力ある番組を開発する。同時に、聴取者を対象に受信機や番組についての需要動向調査を実施しその結果も参考にする。
第3には、地上デジタル音声放送の受信機の普及促進のための事業を実施する。「普及広報委員会」の開催・運営によって、プロモーション用のホームページの開設、パンフレットの制作・配布などを行いデジタルラジオ放送の認知度を高めていく。また、最大の山場として、受信機の展示や番組内容の紹介を視野に入れたメディアプレゼンテーションを実施し、新しいメディアの誕生を世間にアッピールする。
平成14年度も厳しい経済状況が継続すると予想される。こうした中で、当協会は一人一人がコスト意識を持って業務に取り組み、引き続き経費の削減に努めるとともに、効率的・効果的な事業運営に努める。 |