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事業報告 予算・決算

A business report

平成20年度事業報告

【1】事業の状況

事業の概要
デジタル時代の新しいメディアとして2003年(平成15年)10月、デジタルラジオの実用化試験放送を開始して以来、社団法人デジタルラジオ推進協会(DRP)は、丸5年にわたり、デジタル放送ならではの多彩な放送を展開してきたが、平成20年7月、総務省「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」の報告書が発表され、デジタルラジオは、VHF帯のLOW帯を利用した地方ブロック向けマルチメディア放送として、新たなサービスの実現が図られることとなった。

これを受けて10月には、関東デジタルラジオ放送企画LLC合同会社、近畿ブロック・デジタルラジオ準備会を中心に、デジタルラジオ放送のための帯域確保とその事業計画を立案する「デジタルラジオ全国連絡協議会」が、また平成21年2月には、受信機の早期発売をめざし、サービスイメージの検討、事業者運用規定の策定などを行う「VHF-LOW帯マルチメディア放送推進協議会(VL-P)」が発足するなど、平成20年度は、新しいマルチメディア放送サービスの実現をめざして大きな1歩を踏み出すエポックメーキングな年となった。

こうした状況の中で、DRPは、デジタルラジオの実用化試験放送の安定運用を図るとともに、AMやFMのアナログラジオ放送とは異なる新たな音声放送サービスとして、ハード・ソフトの両面でさまざまな実験、実績を積み上げてきた。

編成面では、新たな試みとして、東京地区で、6月から全国各地の地域色を活かした番組をセレクトして編成する「エリア・ショーケース」をスタートさせたほか、9月には、アナログラジオ番組を活用した新サービス(サイマル放送)を開始、チャンネル数も増加し、バラエティーに富んだ編成となった。
コンテンツ面でも、動画を多数ラインナップするなどの充実化に取り組んだ。また、デジタルラジオのキャッチコピーを制作し、音声及びデータ放送でチャンネル横断キャンペーンを展開した。


また、デジタルラジオ放送の普及・広報活動も積極的に実施した。
9月~10月に開催された千葉の幕張メッセでの「CEATEC JAPAN 2008」や10月の民間放送全国大会などに出展し、デジタルラジオを体験するイベントを展開する一方、ホームページも大幅に内容を刷新、DRP携帯サイトを充実させるなど視聴者サービスに努めた。

更に、平成20年度は、各種説明会、シンポジウムなどの実施にも力を注いだ。
6月に、「DRPの現状と今後の展開方針について」と題した記者レクを行い、「懇談会」報告書案を受けてのDRPの基本方針を示した。10月には、シンポジウム「2時間で完全理解!第2弾~デジタルラジオをたっぷり体感~」を開催、全国のラジオ放送局や受信機メーカーなど270人が参加し、2月に開催した「第1弾!」に続き超満員の盛況振りを示した。

この他、2011年(平成23年)以降の新たなサービスの実現にむけて、
関係する機関、団体である総務省、ARIB、JEITA、携帯キャリアとリエ
ゾン関係を保つとともに、新たに設立された「VHF-LOW帯マルチメディア
放送推進協議会(VL-P)」などとも連携を強化した。

一方、平成18年度より、総務省の定める電波遮へい対策事業費等補助金を得
て開始した地下街におけるワンセグ・FM放送の再送信設備の導入事業について、3年目を迎える平成20年度は、5箇所目となる名古屋市エスカ地下街の事業を実施したほか、平成18年度事業による八重洲・川崎地下街、ならびに昨年度事業による大阪梅田・難波地下街における4放送局免許の再免許更新を行った。各局共に平成20年10月30日付で総務大臣より免許が交付され、免許の更新が行われた。
また、DRPでは地下街遮へい対策事業を行った東京・大阪・名古屋の5箇所
の地下街において、その普及と活用の促進を図る目的として、昨年度から地下街ロゴマークの策定を行ってきたが、9月以降、各地下街でポスターやパンフレット、および標識として掲示が開始された。
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