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放送番組審議会

Council for broadcast

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社団法人デジタルラジオ推進協会
第7回東京放送番組審議会 議事概要
1. 開催年月日 平成17年3月10日(木)
午前10時30分~午後1時00分
2. 開催場所 デジタルラジオ推進協会東京事務所会議室
3. 出席委員 加藤真代 副委員長(元主婦連合会副会長)
杉山知之 委員(デジタルハリウッド(株)代表取締役会長)
中川正雄 委員(慶応大学教授)
弘兼憲史 委員(漫画家)
福岡俊弘 委員((株)アスキー取締役COO)
 欠席委員 田尻嗣夫 委員長(東京国際大学教授)
 協会側出席者 東海林通 専務理事兼東京事務所長
近衛正通 東京運営委員会委員長
八尾静雄 東京運営委員会副委員長
大沢恒夫 東京編成委員会委員長
中村彰良 東京編成委員会委員
高柳良一 東京編成委員会委員
佐々木章 東京技術委員会委員長
小高正行 東京事務所放送部長
松村安紀 東京事務所普及広報担当部長
今田亜津子 番組審議会事務局員
4. 議題 1)協会の活動報告と今後の予定
2)91chおよび98ch番組の視聴
3)その他
5. 審議内容  第1の議題である「協会の活動報告と今後の予定」については、平成16年9月以降の主な協会の活動とこれからの予定を、近衛東京運営委員長が報告した。
 主な報告事項としては、平成16年10月開催の「CEATEC2004」へのデジタルラジオブースの出展、周波数検討プロジェクトの発足、92/93ch合同のKDDIとの放送/通信連携実証実験開始、地上デジタルTV1セグ放送との共用受信機開発を容易にするための技術運用規定の改訂についてなど。また、これからの予定としては、PCカード型受信機の市販予定が6月以降となっている状況等を説明した。
この議題について、委員の質問・意見は次のとおり。

・ DRPとしては機会をとらえてデシタルラジオのPRをしていることは理解できるが、まだ一般には知られていない。やはり受信機の発売が求められる。
・ 今、アナログからデジタルへの移行が当然という風潮になっているが、TVでさえ、HDのクオリティーの良さが理解できない人がいる。デジタルラジオでは音のよさということになるだろうが、音のよさというのはさらに分かりにくい。デジタルラジオのメリットをどのように分かってもらうかだ。ところで受信機はいつ出るのか?
―――まだ受信機の発売時期は不透明だ。受信機発売のためにどうしたらいいのかということが後述の「デジタル時代のラジオ放送の将来像に関する懇談会」発足の背景にある。

第2の議題である「91chおよび98ch番組の視聴」では、冒頭、大沢編成委員長から、東京地区6チャンネルの番組編成の現状と、ホームページ上で公開している番組表のリニューアルについて報告が行われた。続いて、まず98chの1時間番組「ステイチューン」について、番組の企画意図や番組内容が高柳編成委員から説明され、その短縮版を委員に視聴してもらった。
「ステイチューン」は、2月から放送が始まった、簡易動画、静止画などの音声連動データ放送やダウンロードサービス、またショッピング、アンケ-トなど通信と連携した双方向性サービスも盛り込んだ、3セグメントの広帯域をフルに活用した番組。
この番組に関する委員の主な質問や意見内容は次の通り。

・ この簡易動画などの画面はTVで見られるのか?
―――パソコンモニターとしてTVが使えれば可能だ。簡易動画なので画質は荒くなるが。
・ 通信料金はかかるのか?
―――放送を受けている時あるいはダウンロードは無料。アンケートに答えたりするために通信を使う時は通信料金がかかる。
・ 携帯電話の通信料が定額ならそれほど気にする必要はないだろうが、それでも放送と通信の違いをユーザーに知ってもらう必要はあるだろう。逆に、無料の放送との連携で通信が使いやすくなる、といったメリットをアピールするべきではないか。
―――TV、ラジオともに、携帯電話における放送と通信の表示で誤解がおきないよう検討を行った。
・ 画像ダウンロードは、権利処理を行う必要があると思うが。
―――この番組は、実験的な番組という説明をして許諾をとっている。今後本格的な放送となれば、なおさら必要となってくる。
・ 簡易動画などはウィンドウズ上で見ることを想定している?マックでも再生できることを期待したい。
―――今開発されているPCカード型受信機はDOS-Vで動くと聞いている。メーカーに働きかけたい。
・ iPodなどの端末が出てきている。デジタルラジオからも音楽をダウンロードして使うことか可能か。ユーザーはそれを期待している筈。
―――音楽の権利処理がクリアーになればできると思う。iPod とデジタルラジオでは、MP3とAACという音声符号化の方式が違うが。
・ 自宅では、iTunesをワイヤレスでとばして聴いている。音の悪いパソコンで聴くのはもったいない。いいスピーカーで聴きたい。デジタルラジオも家庭内で無線LANで聴くことが可能ではないか。
―――受信機にルータを組み込むというような商品企画が可能だろう。
・ インターネットでデジタル放送を送れるのではないか。
―――1対1の通信では回線に無理がかかるが、その点、無線の放送は無限大に送れるメリットがある。
・ デジタル放送をメモリーに貯めておいて後でピックアップするという聴き方ができると万々歳だろう。
・ 商品イメージが大事だ。例えば、パソコンユーザーも歳をとる。高い音を聴きにくい人にとって、デジタル音声では補正ができる。補聴の特性があることをアピールできる。使う人にとっての便利や楽しさを説明していくべき。

続いて91chの番組「きっず・いんぐりっしゅ」と「ハートトーク133」の二つの番組について、番組の企画意図や内容が中村編成委員から説明され、その短縮版を委員に視聴してもらった。
「きっず・いんぐりっしゅ」は、3月に試験的に放送を開始し、4月からレギュラー編成が予定されている。前回の番審で子供向けのデジタルラジオ番組が考えられないか、との田尻委員長の意見を参考に企画された5分番組。データ放送画面に4つの絵が出て、それをクリックすると、4通りの音声で英語が流れてくる。「ハートトーク133」は、健常者と聴覚障害者が、パソコンの音声合成ソフトを使って会話するという実験的な番組。今後、パソコンで打った文字もデータ放送として流したり、簡易動画で手話を流すなど、障害者がいろいろに参加できるなどの企画も検討していく。
この番組に関する委員の主な質問や意見内容は次の通り。

・ この番組は「スローライフ」のサポーターになる。障害を持っている方々の中から、ハンデがあってもすばらしい才能をもった人を発掘する可能性もある。
―――ターゲットをしぼった、いわばニッチな番組。NHKしかできない企画かもしれない。専門チャンネルのひとつか。しかし、聴覚障害者は600万人いる。デジタルラジオは、高音質のほかに、ターゲットをしぼった多チャンネルという路線もあるのではないかと議論している最中である。
・ NHKのラジオ深夜便は、当初聴く人がいるか危ぶまれたが、いまや受験生も聴いている。おっかけもいるとか。NHKのかつてのアナウンサーが出て人気を博している。
・ ラジオはながらメディアだと思っていたが、一方で「ケータイ」の普及がある。個人的には、「ケータイ」は持ちやすいし、スピーカーにつないで聴くこともできるので、携帯電話受信機の発売を期待したい。
・ 昔はAM放送で英語を聴いていた。高音が聞きにくく音量をあげたものだったが、デジタルラジオではその必要がないだろう。
・ 新聞の投書欄で、福島の人がニッポン放送の番組を聴きたがっていた。デジタルラジオではそういうことが可能になるだろうか。
―――ラジオは本来ローカル放送という考え方とCMを流す範囲の問題があるが、ローカル制作した内容を他の地域の人が聴きたいというニーズもあるだろう。ニッポン放送のスポーツ中継をネットで全世界に流した時、プロ野球などは海外の日本人から250通の反響があった。
・ 「ケータイ」で聴くというと、電車内が考えられるが、けっこうブツブツ切れたり、地下鉄では聴くことができないのではないか。また、ペースメーカーへの危惧がある。
―――「FMケータイ」は300万台売れている。若者は移動中に聴いている。地下街、地下鉄対策も今議論をしているところ。ペースメーカーについては、携帯電話は発信の際の電波が障害を起こすのであり、放送を受信するだけなら心配はいらないと理解している。

その他の議題として、東海林専務理事より「デジタル時代のラジオ放送の将来像に関する懇談会」についてのこの日までの経過報告を行った。
この議題に関する委員の主な質問や意見内容は次の通り。

・ 技術、お金、電波という観点から検討が行われていると思うが、ユーザーにヒアリングしてみるのもいいのではないか。
・ ローカルであり、かつグローバルというのがTVやラジオのすごいところ。デジタル放送は、うまくいけばすごく伸びる。田舎の生活情報雑誌が売れているが、ITの普及で、都市と田舎間での格差がなくなりつつある。田舎を代表するのが放送ではないか。インターネットとラジオの結びつきは当然となってこよう。
・ 早く本放送をという流れだと思うが、やはりメーカーが受信機を作ってくれないと始まらない。
・ マイノリティー、情報弱者に向けてのサービスに期待したい。
・ 大使館からお金をもらって各国語放送をしたらどうか。メジャーな言語ではなく。
・ ラジオは今や60歳代が聴いている。使い勝手を考えてほしい。
個人的には、AM放送の受信状態を改善してほしい。また、大阪の番組を聴きたい。「サイキック青年団」などの面白い番組をかつては有線で聴けたが、今は聴くことができない。クリアーな音質と多チャンネルを希望したい。
・ 番審委員になって3年半、IT業界と比べて何か歩みが遅いような気がしていたが、放送というのは地固めをしっかりやるところで、それも大事だということも理解した。
社団法人デジタルラジオ推進協会
第7回大阪放送番組審議会 議事概要
1. 開催年月日 平成17年3月28日(月)
午前11時00分~午後1時00分
2. 開催場所 デジタルラジオ推進協会 大阪事務所会議室
(大阪市中央区城見2-1-61 ツイン21MIDタワー21階)
3. 出席委員 丸野豊子 委員長
野村卓也 副委員長
上村十三子 委員
河内厚郎 委員
かんべむさし 委員
谷本和子 委員
 欠席委員 佐藤友美子 委員
 協会側出席者 柳瀬 璋 副理事長
西川光男 大阪運営委員会委員長
田島 俊 大阪運営委員会副委員長
板倉俊彦 大阪事務所長
小田切武史 大阪事務所放送部長
4. 議題 1)協会の活動報告と今後の予定について
2)ラジオの懇談会をめぐる動向
3)番組視聴(「アナウンサー三都物語」)
5. 議事の概要 前回会議以降の協会の活動報告と今後の予定、「ラジオの懇談会」についての説明を行い、質疑応答を行った他、番組視聴を実施した。
6. 審議内容

 柳瀬副理事長の挨拶と、板倉所長による出席状況の報告と谷本新委員の紹介後、丸野委員長の議事進行により会議を進めた。

第1の議題である「協会の活動報告と今後の予定について」については板倉所長から、資料「協会の活動報告と今後の予定について」を基に、昨年10月以降のデジタルラジオ推進協会の活動報告がなされた。
主なものとして、10/10の試験放送一周年記念イベント「デジタルラジオ体感視聴会in天保山」・各局のラジオ祭り・京阪神の高校や大学の文化祭での体感視聴会・総務省主催で和歌山県田辺市で行われた「全国マルチメディア祭2004」出展など。普及広報活動を積極的に展開したことを説明。
技術関連で運用規定の改訂と周波数の検討プロジェクト発足させた件、10月の新潟中越地震で91chにおいて安否ニュースなどを副音声で放送し「災害時におけるデジタルラジオの可能性」を模索した件。更に3/17にKDDIと共同で通信との連携を考える実証実験番組「アナウンサー三都物語」の発表会と、2日後に海遊館前広場で一般視聴者向けイベントなどを行った件を説明。
またこの間、11月と2月には「ラジオに関する懇談会」の第2回と3回の会合がそれぞれ開かれた。
今後の予定としては、4月以降の各社のラジオ祭りなどのイベントと、5/19(木)第4回「ラジオの懇談会」が開催される件、ピクセラの新製品の発表会が行われる件、10/1(土)の免許の更新と11月に民放大会が開催される事などの報告が行われた。

この議題ついて委員の質問・意見は次のとおり。

・ 体感視聴会が大阪に集中しているが、何か理由はあるのか。
―――東京では「ラジオ祭り」そのものが少ない事や、大規模なイベントに力を入れているため。

・ アンケートの傾向はどのようなものがあるか?
―――「音質が良い点」が圧倒的に多い。値段についての希望では、大阪では1万円以内、東京では1万円から2万円が多い。

・ イベントの告知はどのような方法で行っているか?
―――HPや番組での生告知などで各局の協力いただいている。

・ 常設展示の試作機にやや触れ難い雰囲気があるが。
―――常時、人を置きたいが人件費の点などで問題がある。

第2の議題である「ラジオの懇談会をめぐる動向」に関しては柳瀬副理事長と西川運営委員会委員長が説明した。

(西川運営委員長)総務省の「全国でひとつの事業主体」について説明。
イギリスでDABという形式で1990年代半ばからデジタルラジオがスタートしているが、当初はBBC中心でサイマル方式で行っていたが普及せず、5年後にマルチプレックスという方式を採用してきた。その結果、多チャンネルを取り入れたこともあって、イギリスのデジタルラジオは成功事例と言われている。
わが国でデジタルラジオの普及が上手く行かない要因として、「モアチャンネル」という新しい形を打ち出してきれていない背景がある。専門チャンネルやデータ放送など新しいサービスを生み出すには、ひとつの主体が必要で、これがマルチプレックスである。
現在、実用化試験放送は東阪とも7chで行っているが、他地域では行うには混信問題などが生じ、その対策費は新しい主体が負担しなければならない。2011年にテレビの完全デジタル化が実施された際は、個別の免許制でなく、全国でひとつの放送主体がやるべきという考え方があり、我々放送事業者も関心を寄せている。
2011年以降の周波数については、例えば全国規模のマルチプレックスが、もうひとつ出来るかもしれない。各地域のマルチプレックスも立ち上がる可能性がある。近畿を例にとれば、今、立ち上げようとしているマルチプレックス・新たに立ち上がる全国規模のもの・関西エリア主体のものなどが考えられる。1セグメントで10~20の局ができるので、その中で新しいサービスを広げていける。
イギリスの例で言うと、全国マルチプレックスは2つある。各地域にも一つ存在する。ロンドンでは合計57局が数えられる。
最終第4回の懇談会は5/19(木)に行われ、とりまとめが出ることになっている。

(柳瀬副理事長)総務省の懇談会の構成員は29名。うち関西からは3名。DRPは2月と3月に理事懇談会を行い、意見を出し合っているところである。
これまでの経緯からして、成果を得るためにはDRP中心であるべきと考える。事業主体がどのようなものかが不明で、その資本を負担するのは、各社が経営問題として決めるものである。現実的に東京・大阪は送信・放送設備を持っている事から有効活用されなければならない。DRPとしてひとつの意見にまとまれば良いが、それぞれ考え方が異なるのが現状。大阪は8セグメントをひとつづつ持つ方法でまとまっているが、東京の考え方には違いがあるという事をあえて言いたい。

(田島運営委員会副委員長)少し補足したい。デジタルラジオは2011年以降、テレビの周波数に空きが生じる事を前提に考えてきた。しかし2006年からテレビの1セグメント放送が始まる事を受けて、デジタルラジオも一緒にサービスを始めたいという要望が出た。これに関しては、事業体にかなりの負担が必須である。2011年以前に行うとはそういう事である。

この議題ついて委員の質問・意見は次のとおり。

・ マルチプレックスとは免許を持つ放送局ではなく、1コンテンツプロバイダーになるという事か?
―――番組供給者になるという事は、編成権を事業主体が持つか制作者が持つかという大きな問題がある。特に地方局にとって編成権は大きな関心事である。
―――この件については、事務局として次回6/27(月)の番組審議会で方向の定まったものを示したい。

第3の議題である「番組視聴」については、放送と通信を連携させた実証実験番組「アナウンサー三都物語」を、小田切放送部長の説明で視聴した。

「アナウンサー三都物語」は、3/17(木)に記者や代理店を対象に報道発表会を行ったが、三人のアナウンサーが主音声で京阪神の魅力を語りながら、副音声では二ヶ国語放送(英語)を行ったり、文字情報を日本語・英語で表記したり、写真やマップなどを表示できる。更に通信と連携して、詳しい情報をwebを使って取得する事も可能である。
委員の方々にはKDDIの試作機を使って聴いていただいた。
最後に板倉所長から大阪事務所報告として、福田技術部長の退任と山田新技術部長の紹介が行われた。次回の番組審議会は6/27(月)11時を予定している。

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