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Council for broadcast
最初の議案である今期の番組審議会委員長及び副委員長の選任が行われ、田尻委員長と加藤副委員長が満場一致でそれぞれ再任された。 この後、田尻委員長の議事進行により会議を進めた。 まず、近衛東京運営委員会委員長から前回審議会以降の協会の活動報告があった。特に2月15日に実施したデジタルラジオ・シンポジウムについては詳細な実施報告があった。 2番目の議案である、4月の番組内容及び「放送番組の編集に関する基本計画」改訂について外谷東京編成委員長兼放送・普及広報部長から説明があった。 各チャンネル4月改編の概要は 9101ch:7月から動画サービス開始予定。 9201ch:「ハマセグ」は変更なくジャズ番組 「デジタルベイ」文学作品の朗読・ラジオドラマ番組スタート。 9202ch:変更なくクラシック音楽展開。 9301ch:引き続き洗練されたワールドミュージク。 9302ch:文化放送イチオシの若手声優による60分生放送開始。 9501ch:開始時間、終了時間を各1時間延長。 9701ch~9703ch:休止中です。 4月改編概要の報告に続き、「放送番組の編集に関する基本計画」改訂について、9401チャンネルの放送終了と9701~9703チャンネルの放送休止に伴い、主音声に係る部分では週間放送時間がほぼ半減になったことなどが説明された。 主な質問(発言) Q:デジタルラジオは車ではまだ聴けないのか? A:まだ開発されていないが、全国展開が本格的になれば普及するのではないか。DRPは既に車載端末部会で、報告書をまとめている。 Q:アナログ放送は2011年以降も続く? A:デジタルラジオ放送はモアチャンネルとして位置づけされている。当面、アナログ放送とデジタル放送両方が続く。 (発言):アナログ放送の番組内容は細切れが多く、デジタルラジオの方が聴き易い。 A:元々、デジタルラジオは各チャンネル毎にステーション戦略が違う。専門性が高い。 Q:報道番組の構成比が減少していくのは如何なものか? A:報道番組の構成比の減少は97チャンネル休止等により全体のチャンネル構成が変わったことに起因している。空きチャンネル(9401)と97チャンネルの休止等で構成比は変わってしまう。 報道、教育、教養といった番組種別の方法が現状に則しているかという問題もある。一般の視聴者がどう捉えているか、という視点も必要かと思う。 (発言)現時点では構成比というより、まずは普及させて親しんでもらうことにウェイトを置くことが大事ではないか。 Q:視聴者対応はどうなっている? A:電話とメールで問い合わせあり、その都度対応している。2011年以降、アナログ放送がどうなるのか、という質問が多い。デジタルラジオ自体については、自分の住まいがエリア内かどうか、という問い合わせが多い。展示会等でのアンケートでは、高音質に驚いたという声と同時に、どういう場面でデジタルラジオを視聴したいかという項目でアナログ放送とは違う傾向がある。 以上
議事に先立ち、逝去された丸野豊子前委員長を偲んで出席者全員で黙祷。 委員出席状況を報告後、新任の南田勝也委員を紹介。 第1の議題である正副委員長について、委員長に野村卓也委員、副委員長に河内厚郎委員を選出した。 第2の議題である「協会の活動報告」について、村上大阪事務所長から前回番組審議会(平成19年10月24日)以降のデジタルラジオ推進協会の主な活動が説明された。 主な活動と動きとしては、「シンポジウム」開催(2月15日)、FM東京・FM大阪の放送休止(3月末)「大阪地下街遮蔽対策事業」完成(3月末)、毎日放送での「デジタル放送紹介イベント」でのPR展開(5月30日~6月1日)、「DRP記者発表」(6月15日)、東京94chにてDRP大阪制作のコンテンツによる「エリア・ショーケース」スタート(6月16日)、DRPの総会・理事会開催、および理事・役員改選(6月20日)、総務省「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」の報告書の公表を受けてDRPの基本方針(7月16日)等。 第3の議題である「デジタルラジオをめぐる状況について」に関して、 田島大阪運営委員長、豊田大阪運営委員長代理から説明が行われた 「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」の報告書の概要について、これまでの経緯、周波数の割り当て(V-LOWについて)、地域ブロック向けデジタルラジオ放送というデジタルラジオの位置付けなどの説明がなされた。この総務省の報告書を受けて、DRPの今後の活動とデジタルラジオに関する動向について説明。DRPとして、今までは聴取者向けのPRが中心であったが、今後は2011年の免許申請に向けて、全国のラジオ事業者への活動、そしてメーカーに対する受信機開発に向けてのPRに主軸を置くことになる。一方、本放送の実現に向けて、「関東デジタルラジオ放送企画LLC合同会社」、「近畿ブロック・デジタルラジオ準備会」が8月に発足した。10月21日には「全国デジタルラジオ連絡協議会」第1回総会を開催し、今後、本放送の免許の取得および技術に関する情報交換を行って行く。実用化試験放送免許を持 つDRPとしては、今後は地方ラジオ局にデジタルラジオの番組制作を働きかけて実際に放送することも検討しており、DRPは本放送の免許主体とはならないが、協議会と二人三脚で活動して行きたい。 続いて、質疑応答が行われた。 * 免許の申請は既存のラジオ事業者だけが対象なのか。 ・ 免許は公募なので、ラジオ事業者以外からの申請も予測されるが、 「全国デジタルラジオ協議会」が母体となって進めていく。 ・ AMのラジオ社、特にローカル局は経営的に厳しい状況にあるが、AMは混信などの難聴問題を抱えており、デジタルラジオに移行しなければ生き残れない。そのためにラジオ社が結束して進めて 行きたい。 * 放送エリアは広範囲でかなりの局数が対象となるが、収容出来るのか。 ・ 今のところ1セグメント放送を基本に考えており、FM社も含めて収容できる。 ・ 1セグメントあたりFM並みの音声放送であれば5チャンネル可能で、近畿ブロックでは最少6セグメントが想定されているが、ニーズがあるかどうかは別にして、30チャンネルまで確保できる。音声放送で10から20チャンネル、それ以外に音楽や映像のダウンロードなどの有料サービスで10から20チャンネル、というシミュレーションをしながら参入事業者について1年ほどかけて調整していく。 第4の議題である「番組編成」について、現在のDRP大阪の基本編成と番組内容について、小倉放送部長ならびに掛橋技術部長から説明があった。 番組編成については、4月以降97chの放送休止の他は大きな改編はなく、各局の共同制作による番組で1日8時間の放送を行っている。 大阪の番組の特色として、通常の音声コンテンツ以外に、デジタルラジオならではの画像やコメントが楽しめるデータ放送付の「リッチコンテンツ」を制作している。 続いて、番組視聴を行った。番組は「リッチコンテンツ」である「かんさい菜はっけん~京・大阪の伝統“夏”野菜」(朝日放送制作)。 番組視聴後、質疑応答が行われ、各委員から質問や意見が出された。 * レシピの画像やコメントをダウンロードして後で見ることは可能なのか。 ・ 今の技術規格では出来ないが将来は可能。 ・ 番組自体のダウンロードは難しいが、携帯電話の通信サービスで各社のサイトへリンクすることは可能で、会員向けの有料サービスとしてビジネスにつながるものである。 * 画像はスタジオの進行に合わせた生の画像なのか。コメントはあとで 編集したのか。 ・ 将来の生放送をイメージしている。 * TVのワンセグと比べて音質はいいのか ・ 同等かワンランク上である。 * 大阪の地域性と、健康食品に見られる健康志向について、あまりにも健康志向でもなく、地域べったりでもなくバランスが良く取れている。森下先生のおしゃべりが、標準語っぽい日本語を話しながらところどころ吉本弁ではない関西アクセントがあり、美しくやさしい響きがよかった。吉本的でもなくNHKのようなスタンダードな標準語でもない地域に根ざした言葉や文化を発信していく可能性があると感じた。 * 番組を作る現場から見ると、工夫次第で色々なことが出来ることがわかった。普及した段階で、コンテンツ制作側のビジネスチャンスが増えるだろう。その一方で放送局としてコンテンツを供給し続けるためにはお金をどこから引っ張ってくるか。DRPとして、ラジオ業界と受信機供給側にPRの重点を置くということであるが、そろそろスポンサーに対するPRを行わなければいけないのではないか。 * 予想以上の番組である。テーマもタイムリーで出演者の声もやさしそうで心地よく画像もわかりやすかった。個人的には、大阪の古典芸能をプレゼンする仕事もしておりヒントになった。今後の参考としたい。 * 色々な可能性を秘めている。アナウンサーの経験から、映像の作り方 やコメントの入れ方の工夫がポイントである。 * メディア論の視点から考えながら、ユーザーの立場でわざと画面を見ないで音声だけを聴いていたが、説明については音だけでは理解できず、画面を見て内容が理解できた。ユーザーの立場でいうと、携帯で視聴するときに、このコンテンツのように写真やテキストがリッチになればなるほどTVのワンセグ放送と変わりが無くなって来るのではないか。いかにラジオに引っ張れるか、準TVのような方向性はラジオの持つメリットを失う可能性がある。ラジオは「見ないでいい」ところが一番の魅力であり、「詳しくは画面をご覧下さい」といったようにあまり画面に依存しすぎるとそれはラジオではなくなってしまうのではないか。ワンセグのTV放送とデジタルラジオが競合することになるならば、デジタルラジオ独自のメリットが無いと難しいと思う。 * 一番気になるのは「ビジネスモデル」だ。これだけ経済情勢が悪くなると広告宣伝費の伸びも期待できず、むしろ削減の方向に向かっている状況において、今までの民放のラジオとTVのビジネスモデルの延長線上では難しいだろう。そうすると、デジタルラジオのビジネスモデルがどういうものかというところから番組も構成される必要がある。今のコンテンツはこれまでの延長線上にあるが、インターネットのビジネスモデルでもない新しいものが出てこないと発展しないだろう。デジタルラジオの可能性を見せないと、メーカーに積極的に参加してもらったり各企業に関心を持ってもらえないのではないか。広告宣伝費のパイの奪い合いではデジタルラジオの発展性は望みにくいと思う。今までとは違うビジネスが感じられる番組が出来れば良いと思う。 柳瀬副理事長 非常に参考になるご意見を頂戴した。デジタルラジオが好感をもって迎えられる特色を見い出すことがデジタルラジオの事業のキーポイントになる。 今後も貴重なご意見を頂戴したいと思う。 以上
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