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放送番組審議会

Council for broadcast

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社団法人デジタルラジオ推進協会
第14回 大阪放送番組審議会議事録
1. 開催年月日 平成22年6月2日(水)
午後3時30分~午後6時30分
2. 開催場所 デジタルラジオ推進協会 大阪事務所会議室
 (大阪市中央区城見2-1-61ツイン21MIDタワー21階)
3. 出席委員 野村 卓也   委員長
河内 厚郎   副委員長
かんべむさし  委員
佐藤 友美子  委員
高梨 欣也   委員
谷本 和子   委員   
南田 勝也   委員
 協会側出席者 柳瀬 璋     副理事長
豊田 修二   大阪運営委員会委員長 
大西 浩司   大阪編成委員会委員長
村上 次郎   大阪事務所長
掛橋 芳之   大阪事務所技術部長兼放送部長
4. 議題 1)大阪の実用化試験放送終了について
2)デジタルラジオを取り巻く最近の動き
3)実用化試験放送の成果など
4) その他
5. 審議内容 冒頭、柳瀬副理事長から、大阪の実用化試験放送終了にあたっての挨拶があり、「アナログ跡地に割り当てられる地方ブロック向けマルチメディア放送にとって平成22年度は極めて重要な年度で、大阪DRPは本年6月末をもって大阪地区の実用化試験放送を終了するが、今後は東京DRPと力を合わせて積極的な活動を展開していく」と述べた。

第1の議題である「大阪の実用化試験放送終了について」の説明が豊田大阪運営委員長からあり、大阪はこれまで会員社が協力して番組制作や技術開発に取り組み、ノウハウや情報を共有してきた。今後「地方ブロック向けマルチメディア放送」に向けて、関西でもそれぞれの社の経営判断が必要となる。大阪での放送は終了するが、今後は東京の会員社とともに活動を一元化して行っていく。今まで大阪で放送してきた番組は引き続き東京のチャンネルで放送すると述べた。

第2の議題である「デジタルラジオを取り巻く最近の動き」に関して、豊田大阪運営委員長から、「携帯端末向けマルチメディア放送参入希望調査」「制度整備案に対する意見募集」、「意見募集の結果並びに当該制度整備案の一部に係る電波監理審議会への諮問及び答申」、「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会の開催」、「NHKと民放連が“音声メディアの将来に関する意見交換会”を発足」、「IPサイマルラジオ実用化試験配信」、等について報告が行われた。

第3の議題である「実用化試験放送の成果など」について、大西大阪編成委員長及びDRP大阪事務所の掛橋技術部長兼放送部長から報告があった。

大西大阪編成委員長
実用化試験放送中に発生した「中越沖地震」に対してNHKの担当セグメントにおいて臨時にサブチャンネルを開き、緊急災害放送を行った。これからのデジタルラジオ時代の緊急災害報道の可能性を探れたことは意義が大きい。その他通信と連携して様々な情報を放送以外でも視聴者に提供できる番組や5.1chサラウンド番組、データ放送の新たな活用方法を探る番組など意欲的に番組の開発に取り組んだ。また、東京でのCEATECなど各種イベントや大阪での各局のラジオまつり、民放大会などで体感視聴コーナーを設けるなど普及広報活動にも力を注いだ。

掛橋技術部長兼放送部長
受信環境調査を実施し、理論値との差異などの確認を行うことができた。また、10GHz超の周波数によるSTLの活用実験を行い、10GHz超であっても回線破綻しない設計が可能であることが確認できた。さらにデータ放送を活用した番組の制作にあたって、収録番組、生放送番組について制作ツールを開発することができた。そのうち、生放送番組の制作ツールについてスクリーンを使用して制作方法の説明を行った。スタジオや中継先の画像を静止画で即時に放送することで今までのラジオに比べて情報量を増やせることのプレゼン、また通信機能を利用してリスナーからの情報を即時に取り上げられるなど双方向性の機能を向上できることのプレゼンを行った。

委員の主な意見や感想

*私は団塊の世代で深夜放送を聴いて育った世代だから、AMにかなり思い入れがあるが、デジタルでどんなことが出来るかを考えると、面白い世界だと思う。デジタルラジオもあんなことができる、こんなことができるというように、まず広げていくべきだと思う。そこから先、それがペイするのか、お客さんに受け入れられるのか、そういうセレクトは要るだろうが、とりあえず広げていくことが大事だと思う。

* 若い人たちの新しい頭で、違う感覚で使うというのを積極的に研究されたら、すごく面白いことが始まるのではないかと思う。次世代型のものなので、従来の使われ方にとらわれない発想を導入することがいいのではないかと思う。

*大阪の民放局でやっているラジオウォーク、あのような番組がこうしたデジタルの形でできたら、ものすごく楽しいと思う。例えば、その時には公開されていない寺の秘宝などの映像を見せる。そういうことで番組の内容がさらに深まる。

*私は受験勉強の時にラジオの深夜放送を聴いていた世代で、DJの人に手紙を出しても読んでもらえるのが一週間後といった感じだったが、リアルタイムでリクエストもでき、視聴者の意見をそのまま反映させていけるのは、今日的な技術だ。視聴者として番組内で流れた曲や紹介された店などをデジタルの画面で確認できるのは、すごく便利だし、地域情報を確認できるのも画期的だと思う。
DRPは今回東京と一本化するということだが、地域の文化、伝統や言葉の継承、ラジオだからこそできる内容というのも今後の課題として考えていただきたい。

*今回プレゼンテーション的に番組制作の新しいアプローチを見せていただいたが、素晴らしいと思った。リッチコンテンツの活用の仕方、画像を雑誌的に使うとか、ネットリンクとか、まさにデジタルラジオにふさわしい内容だ。
一方でプロのクリエーターの作るものがリッチになる中で、今若者はすごくプアーなコンテンツに熱中している。例えばその辺の風景をとったものをネットにのせて若者たちは自分たちのメディアという感覚で見ている。私としてはプロの作ったものを見たいという気はあるが、若い人たちはプアーなほうに魅力を感じている傾向がある。お金をかけたものが消費されないで、お金をかけていないものが消費されるというネット世代にどう訴求していくかというのが一つの課題になる。

*私は、関西経済同友会の幹事をしているが、大阪の財界として関西が観光立国・日本を牽引する地域となることを目指すさまざまな取り組みをしている。例えば、大阪城公園は集客能力があることは間違いはない。この10月、11月と勘三郎の平成中村座が西の丸庭園で2ヶ月公演をする。江戸時代の雰囲気をもったお城のそばで、江戸時代のお芝居をする。そういう観光の生情報というのを刻々と継続的に伝えるメディアがあれば財界として支援したいという思いはある。そういうメディアを求めている。ラジオコンテンツで観光というのも十分いけるのではないか。ある程度画像も入るので、私としては大阪からぜひ、デジタルラジオにそういう実験に噛んでいただきたい。

*第一回のDRP大阪放送番組審議会は8年前。いよいよ試験段階が終わって、これから実用化ということになっていく。いろいろ大変なこともあろうかと思うが、将来ぜひ、デジタルラジオが成功して活況を呈していただきたい。その時に「われわれが試験段階で番組審議会委員をしていた、われわれの提言がこうした成功に結びついているんだ」と誇りを持って言えるように、ぜひがんばって成功をしていただきたいと思う。



                                                            以 上
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社団法人デジタルラジオ推進協会
第17回 東京放送番組審議会議事録
1. 開催年月日 平成22年4月28日(水)
 午前10時30分~午後1時00分  
2. 開催場所

TBS放送センター12階S123会議室
(港区赤坂5-3-6) 

3. 出席委員 田尻嗣夫 委員長
加藤真代 副委員長
熊田忠雄 委員
杉山知之 委員
伴 一彦  委員
福岡俊弘 委員
 欠席委員 弘兼憲史 委員
 協会側出席者 清水洋二 理事長
小川和之 専務理事兼東京事務所長
藤井 彰  東京運営委員会委員長
田村光弘 東京編成委員長
斉藤 聡  東京事務所技術部長
山中正道 東京事務所総務部長兼放送・普及広報部長
4. 報告 1)デジタルラジオをめぐる昨今の動き
・マルチメディア放送の制度整備の状況など
・平成22年度DRP事業計画について
・大阪の実用化試験放送終了について
5. 議題 1)改編番組内容及び
「放送番組の編集に関する基本計画」改訂について
2)その他
6. 議事の概要 冒頭、デジタルラジオをめぐる昨今の動きについて報告し、番組改編したチャンネルの内容及び「放送番組の編集に関する基本計画」改訂についての説明を行い、報告及び議題について意見交換を行った。
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7. 報告内容

審議に入る前、清水理事長からデジタルラジオに関しての最近の動向等について説明があり、デジタル本放送までの乗り越えるべき課題が山積しており、委員各位のご協力を得て推進していきたいと述べた。
続いて、小川専務理事より、東京放送番組審議会委員の中川正雄氏が任期途中の3月末日付で退任され、替わって熊田忠雄氏が委員として理事長の委嘱を受けて就任したことを告げ、これを受けて熊田氏は、新委員就任の抱負を述べた。
次いで、小川専務理事はデジタルラジオを取り巻く最近の動きとして、「マルチメディア放送の制度整備の状況」「平成22年度DRPの事業計画」についての概要、「大阪の実用化試験放送の終了」等を中心に
報告を行った。

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8. 審議内容

田尻委員長の議事進行により、会議を進めた。
まず、藤井東京運営委員会委員長から前回審議会以降の協会の活動報告
として、賛助会員社を対象に開催している「放送事業者・メーカー連絡
会」の実績について、放送の送り手サイドからの発信とメーカー側から
の情報提供との間でコミュニケーションの活発化、新たな発見があった
事やDRP実践講座「簡易なデータ放送の制作から送出まで」の開催でデジタル放送のノウハウを賛助会員に向けて伝える事が出来たこと等を報告した。


報告内容についての主な質疑

Q:「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」構成員は在京者
が多いように見受けられ、地方の声が反映され難いのではないか?

A:「総務省のラジオに関する研究会」では、各地方のラジオ放送事業者のプレゼンと意見交換(第5回)が行われたり、在京者であっても、全国をカバーした情報を持った方が多く、地方の情報は伝えられていると思う。

続いて、議案1として、改編番組内容及びの「放送番組の編集に関する基本
計画」改訂について、田村東京編成委員長から報告があった。

各チャンネルの番組改編概要について
9101ch:NHKの番組だが、この4月から平日の午後6時台に沖縄在住の文化の担い手を訪ねる「恋しくてオキナワ」、鉄道の珍しい音を紹介する「にっぽん鉄道“音”の旅」を、続く午後7時台には、「あのねのとみぞう」「おでんくん」というアニメ番組を編成し、それぞれの時間帯に特徴を持たせた改編を行った。その他のchについては特筆すべき改編はない。
  前回の番組審議会以降での改編以外の各chの動きだが、9101chでは、この3月に「マルチメディア放送」の可能性を探るため、一次リンクを使ったコンテンツのダウンロード、データ放送による番組関連のより詳しい情報の提供等、放送と通信が連携した番組を試験的に放送した。例えば、先述の「にっぽん鉄道“音”の旅」の“鉄道の音”を一次リンクを経由してDLサイトに飛ばし、その“鉄道の音”をDLできるというサービスである。

9202ch:日本初のコンテンポラリー・クラシックステーション「OTTAVA」
国立新美術館で開催された美術展「The パプスブルク」と連動し、各番組で展示作品にゆかりのある曲を紹介。又、3月から6月まで、月1回、企業のママさん向けサイトと連動した親子で聴きたいクラシック音楽と女優中島朋子さんによる絵本の読み聞かせ等で構成されたスペシャル番組を放送している。
  

9302ch:アニメゲームの専門ch。
 番組「超!A&G+」は、昨年の大晦日に「アニメ紅白」という番組とBS11とのサイマル放送を実施。この4月には、期首特番として文化放送の往年の名番組「セイ!ヤング」の人気声優版として「セイ!ユー!ヤング」を2週間放送し、大好評を得た。

9401ch:「エリア・ショーケース」
 落語等の園芸番組、関西弁DJ等、関西をフューチャーした大阪ならではの番組を毎日12時間放送している。

9501ch:「ラブソングfrom丸の内」をコンセプトにしたミュージックch「Suono Dolce」
 丸の内を中心にイベント展開を積極的に展開する他、3月16日から「Suono Dolce」iphoneアプリを無料でリリースし、これまでに20万を超えるダウンロードの実績がある。

続いて「放送番組の編集に関する基本計画」改訂について、番組種別の変
更部分が説明された。

主な質疑応答(意見)
(意見)
 ○ ラジオ番組は、今の音を楽しむと共に、将来にも楽しめる機能がある。
  例えば、街の音、物売りの音、鉄道の音、水の音等には、安らぎを感ずる。又、地方では、その土地の昔語りの番組があったり、子供たちのわらべ歌で遊ぶ風景等が今も見られる。
  少子化時代の今、将来、子供を考える縁としてもこうした内容を番組に
  生かすことを望む。

(質疑)
Q:民放局が実験している通信での配信にNHKは入らないのか?
A:今の放送法では、リアルタイムでの送信はできないことになっている。NHKは、今話題の「radiko」のような地域限定にはならないの
ではないか。

Q:今、radikoの評判が良いようだが、放送者側の運用費負担との兼ね合いはどうなっているか?
A:通信は、サーバーの回線費が必要であり、より多くの利用者を想定する
と回線費用も増大することになり、企業の論理が働くことになる。
何らかの利用者収入を考えれば、権利者への2次使用料の発生を招くことにもなり、ジレンマを感じているのが実情である。

Q:資料にある補完放送(独立型サービス)の項目の中に「その他76.2%」とあるが、その他とは具体的に何か? 又、判りやすい表現を望みたい。
A:いわゆる「壁紙」と言われる静止画像を意味しているが、現在の区分でいう報道、教養等、いずれにも属さず苦慮するところである。

Q:radikoは便利だが、聴くためのハードが必要か?
A: ハードの必要はなく、PC環境があれば問題なく聴取可能である。

Q:大阪は実用化試験放送をDRPを終了する予定との事だが、東京で今後も実験が必要なことがあるのか?
A:「タギングサービス」等のサービスの実験の必要はある。

Q:大阪のDRP終了に伴う告知等の件は大丈夫か?
A:当然モラルとして受信機メーカーへの対応やQ&Aの体制もとっている。
  音声でも、4月1日から周知徹底を図っている。
  尚、東京も、2011年7月24日で実用化試験放送そのものが終了する事になるので、こちらも告知準備に入っている。

Q: 今のUSBチューナー等が使えなくなるのか?
A: 免許が切れるので、7chはなくなる事になる。
  「ラジオはネットでよい。」との声があるが、遅延や輻輳の問題、多くの
人が一斉にアクセスした場合等、災害対策や緊急性の担保の面からは慎
重にならざるを得ない。





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