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放送番組審議会

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社団法人デジタルラジオ推進協会
第18回東京放送番組審議会 議事概要
1. 開催年月日 平成22年10月29日(金)
午前11時00分~午後1時00分
2. 開催場所 TBS放送センターS122会議室
(港区赤坂5-3-6) 
3. 出席委員 田尻嗣夫 委員長
加藤真代 副委員長
熊田忠雄 委員
杉山知之 委員
 欠席委員 弘兼憲史 委員
伴 一彦 委員
福岡俊弘 委員

 協会側出席者 清水洋二  理事長
浅野 均  専務理事兼東京事務所長
藤井 彰  東京運営委員会委員長
勅使川原昭 東京編成委員会委員長
橋浦明彦  東京編成委員会副委員長
斎藤 聡  東京事務所技術部長
広見忠雄  東京事務所総務部長
兼放送・普及広報部長
4. 報告 1)協会新役員及びスタッフ紹介
・浅野専務理事、勅使川原編成委員会委員長
・新役員体制紹介       

2)デジタルラジオを取り巻く最近の動き
・V-LOW帯マルチメディア放送の方向性

3)1セグメント6音声サービスについて
・1セグメント6音声サービス実証デモ「DRP TOKYO96」について

4)この半年間のDRPの活動等について
・デジタルラジオ推進協会(DRP)の活動等

5)大阪、東京の実用化試験放送終了について
・大阪におけるDRP実用化試験放送終了について
・デジタルラジオ実用化試験放送終了について
5. 議題 1)放送番組の編集に関する基本計画」改訂について
・東京地区週間放送番組表
・放送番組の編集に関する基本計画

2)番組試聴「クラシックでお茶を~指揮者の個性」(NHK) 
・番組「クラシックでお茶を」について

3)その他
6. 議事の概要

 冒頭、デジタルラジオをめぐる昨今の動きなどについて報告した後、22年度後期の番組改編の概要と内容および「放送番組の編集に関する基本計画」の改訂に関する議案の説明、続いて番組を試聴し、それぞれについて意見交換を行った。

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7. 報告内容

番組審議会開会の冒頭、浅野専務理事から、今年6月22日開催の総会、理事会で、新しい役員体制になったこと、新たに専務理事として浅野が就任したことについて説明し、合わせて、勅使川原新編成委員長を紹介した。また、東京放送番組審議会委員名簿で、今年4月に開催した番組審議会以降、委員7名に異動がないことを確認した。
清水理事長からは、「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」報告書の注目すべき点を中心に説明があった。
これを受けて、藤井運営委員長から、資料「V-LOW帯マルチメディア放送の方向性~7月9日に発表された『ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会』報告書を中心に~」を基に、V-LOW帯マルチメディア放送による“新デジタルラジオ”はどうあるべきか、今後の可能性や課題について説明した後、質疑応答を行った。
続いて、当協会の斎藤技術部長からは、「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」報告書で提言のあった音声優先セグメントに関する試行として行う予定の「1セグメント6音声サービス実証デモ」の計画について説明があった。
続いて、浅野専務理事からは、当協会の前回番組審議会(4月28日開催)以降の活動等について、賛助会員社との情報交換の機会としてほぼ毎月開催している「放送事業者・メーカー連絡会」に関する内容や「正会員Aの会費問題」に関する裁判の経過に関しての説明があった。
更に、浅野専務理事から、当協会の実用化試験放送について、大阪は今年6月末日をもって終了したこと、東京は来年3月31日に終了することを説明した。

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6. 審議内容 田尻嗣夫番組審議会委員長の進行により審議を進めた。
まず、議案1として、22年度後期の番組改編の概要と内容および「放送番組の編集に関する基本計画」の改訂について、勅使川原東京編成委員長から次の報告があった。

2010年10月期のデジタルラジオ東京地区の各チャンネルの番組は、これまでと同様に社団法人デジタルラジオ推進協議会制定の「放送番組基準」に従って編成され、報道、教育、教養、娯楽、広告などの番組の本放送と、番組連動型、及び、独立型の補完放送を行っている。

主音声による放送に関しては、4月に比べ週間で32時間増え1062時間となった。これはチャンネル9501「Suono Dolce」と9502「ニッポン放送デジタル」が朝の時間帯にも放送時間を拡大した事による。
又、その時間帯の番組の種類が娯楽番組に属するため、また9101「NHKデジタルラジオ」の番組種類変更等もあり、番組の種類別の構成では娯楽番組の比率が若干増加している。

副音声による放送、は前回に比べ大きく変わった所はない。
主音声および副音声番組連動サービスの補完放送では、9101「NHKデジタルラジオ」の番組内容の変更に伴い娯楽番組の比率が若干上がっている。又、独立型サービスの補完放送は顕著な変更はない。因みに、この種別で76.9%を占めるその他とは、主に壁紙によるチャンネル名表示などのサービスの事を指す。

各チャンネルのトピックスを紹介する。
9101ch: 「NHKデジタルラジオ」で、この後、ご試聴頂く「クラッシックでお茶を」で、クラッシック・ファンのみならず一般の方々にもクラッシックの魅力をアピールしている。童謡「むすんでひらいて」や、JPOPの「ジュピター」、ドラゴンクエスト、ガンダムなどのゲーム・アニメ音楽などに使われているクラッシックを紹介し、クラッシックを身近な存在としてその魅力を紹介している。又、未放送の「クラッシックでお茶を」の最終回では、パーソナリティでバイオリニストの千住真理子さんが所有する「ストラディバリウス」への思いを語っており、引き始めた頃と最近の「ストラディバリウス」の音の違いを紹介するなど、音質の良いデジタルラジオならではの聴きごたえのある作品を放送している。

9202ch: 「OTTAVA」だが、今まで16時に放送していた「Cafe blue」を17時30分に時間変更し、「自宅で心地よく響き、ゆったりと聴けるクラッシック音楽プログラム」とコンセプトを明確にした。自宅でゆったりと聴けるクラッシックを選曲し、30分間ノンストップで楽しめる内容となっている。

9203ch: 「TBSラジオデジタル」は、18時からの枠で、新旧・洋邦ジャンルを問わず大人のための音楽をたっぷりオンエアする「カキ―ン」を今年も編成した。又、土曜日の朝5時からは麻木久仁子さんをパーソナリティに、日本が抱える課題と解決策について、TBSラジオが擁する論客ネットワークをフル回転させた「麻木久仁子のニッポン政策研究所」をスタートさせた。

9302ch: 「超!A&G+」の10月改編は、若手女性アニソンアーチストによる動画生放送「A&G ARTIST ZONE 2h」がスタート。アニメの楽曲がオリコンの上位に入る昨今、日本で唯一のアニメ&ゲーム専門デジタルラジオチャンネルとして、さらにアニソン業界を盛り上げていく。因みに、この番組は、音楽メーカー4社が協賛している。

9303ch: 「文化放送プラス」は、午前中の野村邦丸ワイドを時間拡大、午前8時30分から午後1時まで4時間30分にわたってゆったりたっぷりと放送している。一方、夕方も寺ちゃんこと、寺島尚正アナウンサーのワイドを3時間に拡大した。

9401ch: 「エリア・ショーケース」は引き続き、落語等の演芸番組や関西弁のパーソナリティの個性を生かした関西ならではの番組を毎日12時間放送している。

9501ch: 「Suono Dolce」では、番組を通じた商品開発を行った。マーベラスクリームとタイアップして番組オリジナルの高級アイスクリームを開発。ピーチ味とマロン味の2タイプを発売し、合計で20,000食の売上を記録した。又、チャンネル発のコンピレーションアルバム「Love Song from Marunouchi-THE LOUNGE」を発売する等、放送から誕生した二次的な商品が話題となっている。

9502ch: 「ニッポン放送DIGITAL」だが、昨年丸ビルで実施したSuonoDolceクリスマスライブに広瀬香美さんに出演してもらったが、それがきっかけとなりこの10月から午後7時台に「広瀬香美 ラジオでフォロミー」という新番組がスタートした。ツイッターの女王との異名を持つ彼女が、ツイッターを駆使しながら放送するデジタル時代ならではの番組になっている。

続いて議案2として、NHK制作の「クラッシックでお茶を~指揮者の個性」の番組試聴(約10分)を行った。

報告内容についての主な質疑および要望・意見

(質疑応答)
Q: サービス開始時期として想定される2013年時点では、V-LOW端末はどのようなものになるのか?
A: 極めて簡素な端末で、3,000~4,000円程度で買える、謂わば「素ラジオ」が発売されること重要であり、幅広い年齢層の安心、安全の為のメディアとしては大切なことであると思う。この点については、メーカーサイドも共通認識にある。

Q: その時、受信料は無料になるのか?
A: アナログラジオの移行先と考えれば無料が基本になる。又、NHKを含めた安心、安全メディアの点からも無料が基本であるが、一方で課金システムを利用した有料ダウンロードも考えられる。

Q: 来年3月でデジタルラジオ試験放送が終了した後、DRP自体はどうなるのか?
A: 来年度は存続するが、その後の在り方については現在検討中である。

Q: 今後のラジオについて明るい展望が見えているのか?
A: 逆に言えば、未来への展望がなければ、ラジオの存在はない。大事な生活インフラであり、どう維持するのかが課題であり、ラジオ各社共にこの課題に取り組んでいる。
   一方、ビルの中など、都市での難聴問題が、アナログラジオ、特にAMラジオに顕著に見られ、若い世代のラジオへの接触率の低下を招いていることもあり、デジタルの利点を生かしてラジオの難聴解消に生かしていきたい。


(要望・意見)
○ 現在の日本では情報格差が広がっており、極めて情報が少ない地域がある。デジタル化によってチャンネルを増やし、都市だけでなく地方においても、多様な情報を選択できるようにして欲しい。

○ ラジオでイベントの紹介などを行っているが、話し手の技術もあると思うが、テンポが速すぎて聞き取り難い事がある。ベッドサイドなど家の中に簡単に置いて便利に聴けるラジオであってほしい。

○ デジタル化による多チャンネル化の中で、ラジオのユーザーの側からコンテンツを載せられるインフラをつくってほしい。100~200人を対象に実施する大学でのシンポジウムやセミナーなどで、一般の人々にも役立つと思われるテーマ(健康、家庭、社会など)を取り上げるケースが多いが、こうしたコンテンツをもっと広く地域の方々に伝えられたら意義深い。鉄道のレールと車両が用意され、随時、それに乗せて伝えるイメージである。

○ 「クラシックでお茶を~指揮者の個性」(NHK)を聴いたが、実に素晴らしい。短い時間(約10分)でこれだけの内容が紹介できるのだから、教育現場でもこうした優れた番組をカリキュラムに取り入れ、ラジオが人間教育に寄与する状況をつくり出したいものである。

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社団法人デジタルラジオ推進協会
第14回 大阪放送番組審議会議事録
1. 開催年月日 平成22年6月2日(水)
午後3時30分~午後6時30分
2. 開催場所 デジタルラジオ推進協会 大阪事務所会議室
 (大阪市中央区城見2-1-61ツイン21MIDタワー21階)
3. 出席委員 野村 卓也   委員長
河内 厚郎   副委員長
かんべむさし  委員
佐藤 友美子  委員
高梨 欣也   委員
谷本 和子   委員
南田 勝也   委員
 協会側出席者 柳瀬 璋     副理事長
豊田 修二   大阪運営委員会委員長 
大西 浩司   大阪編成委員会委員長
村上 次郎   大阪事務所長
掛橋 芳之   大阪事務所技術部長兼放送部長
4. 議題 1)大阪の実用化試験放送終了について
2)デジタルラジオを取り巻く最近の動き
3)実用化試験放送の成果など
4) その他
5. 審議内容 冒頭、柳瀬副理事長から、大阪の実用化試験放送終了にあたっての挨拶があり、「アナログ跡地に割り当てられる地方ブロック向けマルチメディア放送にとって平成22年度は極めて重要な年度で、大阪DRPは本年6月末をもって大阪地区の実用化試験放送を終了するが、今後は東京DRPと力を合わせて積極的な活動を展開していく」と述べた。

第1の議題である「大阪の実用化試験放送終了について」の説明が豊田大阪運営委員長からあり、大阪はこれまで会員社が協力して番組制作や技術開発に取り組み、ノウハウや情報を共有してきた。今後「地方ブロック向けマルチメディア放送」に向けて、関西でもそれぞれの社の経営判断が必要となる。大阪での放送は終了するが、今後は東京の会員社とともに活動を一元化して行っていく。今まで大阪で放送してきた番組は引き続き東京のチャンネルで放送すると述べた。

第2の議題である「デジタルラジオを取り巻く最近の動き」に関して、豊田大阪運営委員長から、「携帯端末向けマルチメディア放送参入希望調査」「制度整備案に対する意見募集」、「意見募集の結果並びに当該制度整備案の一部に係る電波監理審議会への諮問及び答申」、「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会の開催」、「NHKと民放連が“音声メディアの将来に関する意見交換会”を発足」、「IPサイマルラジオ実用化試験配信」、等について報告が行われた。

第3の議題である「実用化試験放送の成果など」について、大西大阪編成委員長及びDRP大阪事務所の掛橋技術部長兼放送部長から報告があった。

大西大阪編成委員長
実用化試験放送中に発生した「中越沖地震」に対してNHKの担当セグメントにおいて臨時にサブチャンネルを開き、緊急災害放送を行った。これからのデジタルラジオ時代の緊急災害報道の可能性を探れたことは意義が大きい。その他通信と連携して様々な情報を放送以外でも視聴者に提供できる番組や5.1chサラウンド番組、データ放送の新たな活用方法を探る番組など意欲的に番組の開発に取り組んだ。また、東京でのCEATECなど各種イベントや大阪での各局のラジオまつり、民放大会などで体感視聴コーナーを設けるなど普及広報活動にも力を注いだ。

掛橋技術部長兼放送部長

受信環境調査を実施し、理論値との差異などの確認を行うことができた。また、10GHz超の周波数によるSTLの活用実験を行い、10GHz超であっても回線破綻しない設計が可能であることが確認できた。さらにデータ放送を活用した番組の制作にあたって、収録番組、生放送番組について制作ツールを開発することができた。そのうち、生放送番組の制作ツールについてスクリーンを使用して制作方法の説明を行った。スタジオや中継先の画像を静止画で即時に放送することで今までのラジオに比べて情報量を増やせることのプレゼン、また通信機能を利用してリスナーからの情報を即時に取り上げられるなど双方向性の機能を向上できることのプレゼンを行った。

委員の主な意見や感想

*私は団塊の世代で深夜放送を聴いて育った世代だから、AMにかなり思い入れがあるが、デジタルでどんなことが出来るかを考えると、面白い世界だと思う。デジタルラジオもあんなことができる、こんなことができるというように、まず広げていくべきだと思う。そこから先、それがペイするのか、お客さんに受け入れられるのか、そういうセレクトは要るだろうが、とりあえず広げていくことが大事だと思う。

* 若い人たちの新しい頭で、違う感覚で使うというのを積極的に研究されたら、すごく面白いことが始まるのではないかと思う。次世代型のものなので、従来の使われ方にとらわれない発想を導入することがいいのではないかと思う。

*大阪の民放局でやっているラジオウォーク、あのような番組がこうしたデジタルの形でできたら、ものすごく楽しいと思う。例えば、その時には公開されていない寺の秘宝などの映像を見せる。そういうことで番組の内容がさらに深まる。

*私は受験勉強の時にラジオの深夜放送を聴いていた世代で、DJの人に手紙を出しても読んでもらえるのが一週間後といった感じだったが、リアルタイムでリクエストもでき、視聴者の意見をそのまま反映させていけるのは、今日的な技術だ。視聴者として番組内で流れた曲や紹介された店などをデジタルの画面で確認できるのは、すごく便利だし、地域情報を確認できるのも画期的だと思う。
DRPは今回東京と一本化するということだが、地域の文化、伝統や言葉の継承、ラジオだからこそできる内容というのも今後の課題として考えていただきたい。

*今回プレゼンテーション的に番組制作の新しいアプローチを見せていただいたが、素晴らしいと思った。リッチコンテンツの活用の仕方、画像を雑誌的に使うとか、ネットリンクとか、まさにデジタルラジオにふさわしい内容だ。
一方でプロのクリエーターの作るものがリッチになる中で、今若者はすごくプアーなコンテンツに熱中している。例えばその辺の風景をとったものをネットにのせて若者たちは自分たちのメディアという感覚で見ている。私としてはプロの作ったものを見たいという気はあるが、若い人たちはプアーなほうに魅力を感じている傾向がある。お金をかけたものが消費されないで、お金をかけていないものが消費されるというネット世代にどう訴求していくかというのが一つの課題になる。

*私は、関西経済同友会の幹事をしているが、大阪の財界として関西が観光立国・日本を牽引する地域となることを目指すさまざまな取り組みをしている。例えば、大阪城公園は集客能力があることは間違いはない。この10月、11月と勘三郎の平成中村座が西の丸庭園で2ヶ月公演をする。江戸時代の雰囲気をもったお城のそばで、江戸時代のお芝居をする。そういう観光の生情報というのを刻々と継続的に伝えるメディアがあれば財界として支援したいという思いはある。そういうメディアを求めている。ラジオコンテンツで観光というのも十分いけるのではないか。ある程度画像も入るので、私としては大阪からぜひ、デジタルラジオにそういう実験に噛んでいただきたい。

*第一回のDRP大阪放送番組審議会は8年前。いよいよ試験段階が終わって、これから実用化ということになっていく。いろいろ大変なこともあろうかと思うが、将来ぜひ、デジタルラジオが成功して活況を呈していただきたい。その時に「われわれが試験段階で番組審議会委員をしていた、われわれの提言がこうした成功に結びついているんだ」と誇りを持って言えるように、ぜひがんばって成功をしていただきたいと思う。



                                                            以 上
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